ハイパーレッジャープロジェクトとは
ハイパーレッジャープロジェクトとは
R3コンソーシアムと同じくブロックチェーン技術(分散型記帳技術)を推進する共同事業体。2016年2月からリナックスファウンデーションがこの事業体を率いるようになった。
金融機関もだが、IT企業などの一般企業が協力し合いブロックチェーン技術を活用して価値移転のスタンダードなプロトコルを構築することを目標としているようです。実はハイパーレッジャープロジェクトにはR3も参加しているので、送金システムというよりもブロックチェーン技術を使って企業間のデータ通信システムを構築する方にも重点を置いている、
ハイパーレッジャープロジェクトにはこのR3の他、JPモルガン、富士通、日立、Intel、IBM、Cisco、SWIFT、 日立などが参加しています。
IBMから提供されているFabricというブロックチェーンをプラットフォームとしているが、2016年11月7日にJP Morganがハイパーレッジャーの傘下で試験運用されていた更にセキュリティー面を強化したグローバルシンクロニゼーションログ(Global Synchronization Log -GSL) という新しい分散型台帳技術を発表している。
ハイパーレッジャープロジェクトの動き
2015年6月 デジタル・アセット・ホールディングス(DAH)がハイパーレッジャーというスタートアップ会社を買収
2016年1月 JPモルガン・チェースとDAHが提携
2016年1月 ゴールドマンサックスはIBMと共にDAHに6000万ドル出資
2016年2月 DAHは開発中のハイパーレッジャーをLinux Foundationに提供
2016年6月 Mizuhoが「ハイパーレジャー」と「オープンブロックチェーン」を用いて、決済業務の領域において仮想通貨等の検証作業を開始
2016年11月7日 JP Morganがグローバルシンクロニゼーションログ(Global Synchronization Log -GSL) という新しい分散型台帳技術を発表
そして今日
2016年11月25日、R3がコーダを2016年11月30日にリリースにすると発表しました。各機関が各々のプラットフォームを開発する事を防ぐという理由があるようです。
https://www.r3cev.com/blog/2016/11/25/countdown-to-corda-open-source
参考資料:
参考資料:
JP Morganがグローバルシンクロニゼーションログ発表
http://digitalasset.com/static/documents/The_Global_Synchronization_Log.pdf
参考資料:
DAHがLinux Foundationにハイパーレッジャープロジェクトを提供